3月25日の夜
私は会社の仲間と飲んでいた。
少し羽目を外しすぎて終電を逃してしまった。
最寄りまで行く電車を逃してしまい池袋までしか行くことができなかった。
日付けが変わった26日の新宿0時36分発池袋行きの山手線に乗った。
酔いも回って池袋から歩いて帰るのやだなとずっと考えていた。
仕事も年度末で忙しくマイナスのことばかり頭の中で想像していた。
山手線は順調に進み池袋まであと少しというところまで来た。
すると、、
車掌さんからのアナウンスが流れた。
「間もなくいけぶろいけぶくろお出口は右側です」
いつもと同じアナウンスだった。
しかし、その後、、、
「夜遅くまでお仕事お疲れ様です。年度末でお忙しいとは思いますが、体には十分に気をつけてください。どなた様も帰り道は気をつけてください。最近は気温の差が激しいです。体調にはくれぐれもお気をつけてくださいませ。ご乗車ありがとうございました。いけぶくろです。」
と、アナウンスされた。
頭の中で覚えていたことを書いたので、もしかしたら違うニュアンスで言っていたかもしれない。
でも、内容はほとんどあっていると思う。
この言葉を聞いて感動したし本当に素敵な方だなと感じた。
鳥肌が立った。
なかなか放送でこんなことを言ってくれる人はいないと思う。
ありがとうと言うのはむしろ私の方だと思った。
こんな夜遅くまで遊んでいた私を目的地まで安全に運んでくれたJRの皆さんに感謝しなければいけないのは。
前の方に座っていたため、このアナウンスをして下さった車掌さんに会うことができなかった。
心から感謝したい。
あなたのおかげでこれからも頑張ろうって思えたし、こんな優しい方に命を預けてもいいなと思った。
私もあなたのような人間になりたいなと感じた。
車掌さん本当にありがとうございます。
心が浄化されいい気持ちで帰ることができました。
素敵な思い出をありがとう。
直接言えなかったためこちらで感謝申し上げます。
このメッセージがあなたに届くことを祈っています。
ありがとうございました。
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